ベクトル解析 [ 森毅 ]

■ちくま学芸文庫■森毅■筑摩書房■2009年10月発行年月:2009年10月 ページ数:327p サイズ:文庫 ISBN:9784480092526 森毅(モリツヨシ)1928年、東京生まれ。数学者。東京大学理学部数学科を卒業。京都大学教養部で教鞭を執り、また民間の数学教育運動にも参画した。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第0章 ベクトル解析とは/第1章 多変数の微分(正比例関数と微分/多変数の(同次)1次関数/多変数関数の微分/多変数の微分計算/陰関数/勾配ベクトル場/変数変換/2階微分/微分作用素の計算/関数関係/多様体/多様体上の関数)/第2章 多変数の積分(積分の概念/測度/微分と積分(1変数の場合)/多変数の積分/体積要素/線積分/面積分/回転/発散/微分と積分(多変数の場合))/第3章 なぜベクトル解析なのかー多次元世界の微積分/演習問題/練習問題解答 ベクトル解析は、電磁気学・流体力学などを学ぶ学生に必須の課程で、しばしば工学・物理系の応用数学とみなされがちである。しかし見方をかえて、基礎的な「1次元の線形代数学」から多次元への発展、「1変数の微積分」から多変数関数の微積分への発展、の段階の解析学と考えれば、大学教養課程の結節点ともみなしうる。それはより抽象度の高い、多様体へのゆるやかな第一歩である。本書では、そのような展開性のある位置づけのもとに、森一刀斎が「ベクトル解析のココロ」を開陳する。最終章に新たに、教育的側面を明らかにした「なぜベクトル解析なのか」を加えた。 本 科学・医学・技術 自然科学全般 文庫 人文・思想・社会 文庫 科学・医学・技術
価格:1365円
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